浄蓮寺(茨城県北茨城市)

茅葺屋根の本堂と三十三観音

浄蓮寺

天安2(858)年、慈覚大師円仁による開基と伝わっています

茅葺屋根の本堂と、境内にある浄蓮寺渓谷の遊歩道に沿って点在する三十三観音が知られています。

仁王門

仁王門

本堂

本堂

本堂は安政4(1857)年再建。

愛染堂

愛染堂内の愛染明王像は、車城主の車義秀が戦勝祈願のため満願寺(現在の花園神社)に奉納したものと言われているそうです。

三十三観音(石仏・磨崖仏)

浄蓮寺渓谷遊歩道

お寺の右手には浄蓮寺渓谷があり、その遊歩道に沿って歩くと石仏や磨崖仏が点在しています。

看板

北茨城市指定文化財 史跡4号

浄蓮寺三十三観音

この世のすべての生き物(衆生)を、悩みや苦しみから救い出すため(済度)、多くの観世音観音がこの世に現れる(示現)という信仰の場を、寛永19(1642)年の大飢饉以降、この清い瀧や岩々のあるこの渓谷の地に三十三観音を安置して聖域とし、観音の功徳を得ることができる霊場としたと考えられます。

観音像はそれぞれの像形などから、複数の工人によって彫られ、その制作年代は、江戸時代の中頃(18世紀前半)と考えられます。  

昭和60年5月9日指定

北茨城市教育委員会

看板より

お寺の方に三十三観音を全部回るとどのくらい時間がかかるか尋ねたところ、慣れた人なら20分くらいと教えていただきました。

しかし山道に慣れていない人は7番までで引き返すのをおすすめしますと言われました。

8番以降は写真の立入禁止看板の隣りにある階段を登っていくことになります。

山歩きに自信がないので私はここで引き返しました。

史跡,平安時代,江戸時代

Posted by sata04