薬王寺(茨城県桜川市)

曛静山薬王寺(くんせいざんやくおうじ) 紅葉の名所

山門

この寺の山門は「遺堰記念門」と称し、二宮尊徳(金次郎)の偉業を後世に伝えるために大正7年(1918)に再建されたものです。

江戸時代に地元青木村にある青木堰が度々流され、やがてそのまま再建されずに青木村も荒廃していく状況の中で、天保4年(1833)に二宮尊徳が再建に着手し完成させ村の危機を救いました。

大正5年(1916)の大洪水で青木堰が流され再建されたときに、以前使用されていた木材を二宮尊徳の偉業を後世に伝えるために薬王寺山門の木材として再利用し、大正7年(1918)に山門が再建されました。

堰に使用されていたときの桟を通した穴も残っているそうです。

山門

二宮尊徳像

学校以外で見ることは珍しい気がします。私が通っていた小学校にも二宮尊徳像がありました。

学校の二宮尊徳像は勤勉の象徴でしたが、こちらは看板にある山門の由来「偉業を後世に伝え恩徳に報いるべく」と同じ志で建てられたのだと思います。

本堂

本堂

現在の本堂は昭和56年(1981)再建。

境内

別名紅葉寺とも呼ばれており、撮影スポットとしても有名なようで三脚と一眼カメラを抱えた人たちがたくさんいました。実際見ごたえのある紅葉でした。

史跡,江戸時代

Posted by sata04