宝登山神社奥宮(埼玉県秩父郡)

宝登山神社 日本武尊ゆかりの神社

宝登山ロープウェイ

宝登山山頂へ行くには2つの選択肢があり、ロープウェイを使用するか登山道を自力で登るかを選べます。私はロープウェイを選びました。

宝登山ロープウェイ 宝登山麓駅

ゴンドラは2台あり、つるべ式に往復しています。それぞれ「もんきー号」と「ばんび号」と名前とイラストが描かれています。約5分ほどで宝登山頂駅に移動できました。

宝登山ロープウェイ普通運賃

大人12歳以上、小人6歳以上  片道  往復 
大人 \490  \830
小人 \250 \420

なんと決済にはLINE Payも使用できました。現在Pay系支払いはLINE Payのみのようです。

宝登山山頂

宝登山頂駅から歩いて10分ほどで山頂に到着。途中早咲きの冬桜などが見れました。

宝登山神社奥宮

日本武尊が神霊を祀ったという宝登山山頂のゆかりの地に鎮座しています。

長瀞は天下の勝地・寶登山は千古の霊場

渋沢栄一 昭和3年(1928) 
宝登山神社奥宮

社伝によれば、景行天皇41(111)年、日本武尊が東国平定後に山頂へと向かう途中に突然の山火事に遭いました。その時山犬たちが出現し瞬く間に火を消し止め、尊一行を頂上まで案内すると山犬たちは姿を隠してしまいます。この不思議に尊は山頂に神籬(ひもろぎ/神霊を迎えるための標)を立てて、神日本磐余彦尊・大山祇神・火産霊神の3柱を祀り、山の名を「火止山(火を止める山)=ほどさん」と定めました。これが宝登山神社の始まりとされています。

その後弘仁年中に宝珠が光り輝き、 山頂に飛翔する神変が起こったことから 「宝登山」とも表される様になったそうです。

狛犬ならぬ山犬(狼)

宝登山神社奥宮の霊獣像は獅子狛犬ではなく山犬です。これは神社の由緒として、日本武尊の危機を救ったのが山犬だったことからこの宝登山神社の眷属(神様のお使いの)は山犬になったそうです。

他に有名な眷属としては稲荷神社の狐、春日大社の鹿、日枝大社の猿など様々です。

毎月7日に「お炊き上げ」と称し、眷属の扶持として炊き上げた白米や神饌などをお供えするそうです。

この宝登山神社を始め、秩父の多くの社では神の眷属というよりも、山犬=オオカミ、即ち大神として神そのものとされ、「大口真神」(おおくちのまかみ)と神号で呼ばれ、神棚や専用の祠に祀られているそうです。害獣除け、火防盗難除け、憑物除けなどのご利益があるとされています。

古代,史跡

Posted by sata04