金村別雷神社(茨城県つくば市)
関東三雷神のひとつ
金村別雷神社は、茨城県水戸市の別雷皇太神、群馬県板倉町の雷電神社とともに関東三雷神とされているそうです。
創建は931(承平元)年。
一の鳥居
建立は1924(大正13)年。
1960年代にすぐそばを流れる小貝川の堤防改修工事が行われるまでは、土産物店、飲食店などが立ち並ぶ鳥居前町が形成され賑わっていたそうです。
二の鳥居
1978(昭和53)年建立。
拝殿
1879(明治12)年再建。つくば市指定文化財。
拝殿の天井には116枚もの天井画が描かれ、天井画としては珍しい農作物の絵もあるそうです。
由緒
金村別雷神社
当社は承平元年(931)時の領主桓武帝の皇孫豊田公が霊夢に感応ただちに西京加茂別雷大神の御分霊を奉迎この地に鎮祭したという。
その後豊田四郎将基、源頼義・義家父子の副将を拝命。康平5年9月衣川の激戦に河水満漲して甚だなやんでいた時、旗印の神竜忽ち橋を出現させ、さしもの堅陣を壊滅させたという。これこを御冷泉帝から下賜された「つぐみ竜」紋の神旗で当社の重宝となっている。
祭神の別雷大神は雷を支配統御する神で、霹靂一声正邪を正し悪事災難を消滅させる荒魂と、旱天に慈雨を恵んでやまない和魂の剛温両面の神格を有することで知られ、金村様雷神様と慕われ親しまれて、日参、月参、年参の風を今に伝えている。
明治6年郷社に列格、昭和5年に奉斎壱阡年祭を厳修した。昭和55年の奉斎壱阡五拾年を迎えるに当り奉賛会を結成、氏子・講中・崇敬者各位の御協賛により千載に遺る意義深い記念事業を完遂した。協賛者各位に深甚なる謝意を表す次第である。
例大祭
春季大祭 旧暦3月15日
秋季大祭 11月23日
御目覚祭 1月1日 元旦祭
由緒碑より
回廊
1879(明治12)年再建。つくば市指定文化財。
神楽殿
1879(明治12)年再建。つくば市指定文化財。
神輿殿
現在は担ぎ手がいなくなったためにお神輿は使用されていないそうですが、普段は2階に納められているそうです。
ドラマ等のロケ地
掲示板に2018年のNHKBSドラマ「鳴門秘帖」のポスターが貼ってありました。こちらの境内がロケに使用されたそうです。
どうやら時代劇の撮影によく使われているようで、他にも大河ドラマ「龍馬伝」「篤姫」「新選組!」などいろいろと撮影されているそうです。