西根田んぼアート2023(宮城県角田市)

西根田んぼアート

西根田んぼアートは、高倉字熊野田地区の有志が古代米のPRと集落の活性化を兼ね10アールの田んぼで2007年に始まったそうです。

その後2013年に「西根田んぼアートを楽しむ会」を結成、場所を高倉字内田地区に移転。面積は30アール。

2018年には角田市に地域おこし協力隊が招聘され、面積も50アールに拡大。

2019年9月には地域おこし協力隊事業が終了し、10月から西根田んぼアートを楽しむ会が主体となって現在まで取り組みが続いているそうです。

今年のテーマ「共に未来へ!!」

今年のテーマは「共に未来へ!!」

仙台藩主伊達政宗の騎馬武者像と、「notte stellata(ノッテ・ステラータ) 」を舞う羽生結弦さんがモチーフです。

伊達政宗の騎馬武者像は、2022年3月に起きた地震による破損のため7月から東京で修復が行われ、今年の3月22日に仙台城址に帰還しました。宮城県民が待ち望んだ帰還だったそうです。

今年は東日本大震災から12年。

「notte stellata(ノッテ・ステラータ)」イタリア語で「星降る夜」というプログラムは、羽生結弦さんが震災時に避難所の体育館で見た満点の星空に希望を感じ、その希望を祈りと願いに変えて作られたものだそうです。

展望台

ふれあい直売所

ふれあい直売所と書かれたテントの中では西根田んぼアートについての説明パネルなどが展示されています。

また「西根田んぼアートを楽しむ会」の方？が丁寧に田んぼアートについて説明もしてくださいました。

「稲で田んぼに絵を描く」ということがどれだけ大変かと驚きました。

植える前、植える時、植えたあと、と日々の積み重ねでちゃんと「絵(アート)」として成り立っているんだと感心しました。見る時期で色が変わるのも面白いし、観賞用の稲という存在も初めて知りました。