木原城跡(茨城県稲敷市)
たくさんのチューリップが咲く城跡
木原城は戦国時代末期、江戸崎城主・土岐原氏の家臣近藤氏が築城し、天正18(1590)年佐竹氏に攻められ落城したと伝わっています。


木原城址土塁保全地
ここ木原城址は、十五世紀代にさかのぼる中世城郭の遺跡で、当地区住民の手で管理・保全されてきたものです。
平成五年七月からの本丸跡での学術調査では、城郭関連遺構の他に、古代のムラ跡やムラを取り囲む断面V字形の環濠と呼ばれる堀跡も検出されています。さらに鎌倉時代の作と見られる金銅製の観音菩薩立像も出土しています。
村民の誇りとするこの木原城址を、現在、村民憩いの城址公園として整備・活用していきます。 ついては、木原城址土塁等に係わる次の行為は固く禁止します。
記
一、土塁の削り落とし、竹木の伐採
一、土砂の削平、その他土塁の損壊を及ぼす行為
平成十三年四月 三浦村
木原共有地管理委員会
看板より
発掘調査で見つかった出土品は三浦村文化財センターに収蔵・展示されているそうです。
土塁


城山公園


現在二の丸・三の丸は畑と小学校になっていますが、本丸(詰曲輪)部分が城山公園として整備されています。
今の季節はチューリップと桜が見頃でした。
堀の路


矢倉風展望台




