生品神社(群馬県太田市)
生品神社 新田義貞挙兵の地
生品神社は新田義貞挙兵の地として知られています。
「太平記」では元弘3年(1333)5月8日に生品神社で挙兵し笠懸野に出陣したとされます。
”同五月八日の卯刻に、生品明神の御前にて旗を挙、綸旨を披て三度是を拝し、笠懸野へ打出らる”
「神明鏡」では挙兵は太平記の記述より3日早い5月5日。生品神社の記述はなく、笠懸野に出陣しています。「梅松論」では挙兵は少し遅い5月中旬、陣を張った場所は世良田となっています。




境内にあった新田義貞銅像は2010年2月に盗難被害にあい、現在は台座のみ残っています。
銅像は1941年に地元小学校の職員と児童たちが勤労作業と廃品回収作業の収益金によって建立したものでした。その後1983年の挙兵650年を機に生品神社の境内に安置されました。どのような銅像だったのかは神社内の自動販売機でもその姿を確認できました。残念ながら盗まれた銅像は行方不明のままだそうです。
その後2011年に「新田義貞公銅像再建委員会」が組織され、2012年神社の駐車場に新たな銅像が再建されました。
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神代木
新田義貞が挙兵の時に大中黒の旗を掲げたとされるクヌギの木




義貞が腰を掛けた場所と伝えられています。


社務所前のビデオガイド。蜘蛛の巣もかかったあまりのレトロ感にさすがに動かないだろうなあと思いボタンを押したところ、なんとビデオが再生され驚きました。