かすみがうら市歴史博物館(茨城県かすみがうら市)

城郭型建築の資料館

「お城」の形をした歴史資料館。

昭和62(1987)年4月4日に「出島村郷土資料館」として開館しました。

大手門

大手門

大手門をくぐると、右手にまるで「お城」な展示棟があります。

櫓型展示棟

櫓型展示棟

展示棟は4階建て。エレベーターはなく階段のみとなります。

展示構成

1階 常設展示室 水とみどりのドラマ

霞ヶ浦漁業のシンボルだった帆引き船の模型をメインに、当時使用されてい道具などが展示してあります。

また第43回、サントリー地域文化賞を受賞した賞状と楯が飾ってありました。なんと今年2021年の受賞でした。

受賞理由

霞ケ浦のシンボル「帆引船・帆引網漁法」を保存・伝承するため、3つの保存会が中心となって、観光船の運航、後継者育成、フォトコンテスト等のPR活動、船や漁具の調査・記録など幅広い活動を行っている点が高く評価された。

サントリー公式HPより

サントリー地域賞とは

地域文化の発展に貢献した個人または団体を顕彰

全国各地で展開されている芸術、文学、伝統の保存・継承、衣食住での文化創出、環境美化、国際交流などの活動を通じて、地域の文化向上と活性化に貢献した個人、団体に、毎年「サントリー地域文化賞」を贈呈しています。

選考方法 全国各地の新聞社とNHKに候補の推薦を依頼し、書面審査のあと現地調査を行い、その結果をもとに最終審査を行います。
正賞・副賞 正賞として楯、副賞として300万円を贈呈します。
選考対象 活動の継続性、独創性、発展性、地域への影響力の大きさなどを考慮し、原則として全国から毎年5件の活動を選定します。

といったものだそうです。サントリーすごい。

2階 常設展示室 郷土のくらし

国指定文化財の椎名家住宅を一部復元した展示や、漁業や農業の民俗資料が展示してあります。

3階 常設展示室 郷土のあゆみ

かすみがうら市の歴史を出土品などの歴史資料とともにパネルで解説してあります。

このブログとして気になる南北朝時代については「南北朝動乱と志筑城」というパネル解説がありました。

でもいちばん印象に残ったのは「ソーセージの父」という飯田吉英(いいだよしふさ)を紹介したものでした。

4階 展望台 水とみどりのかすみがうら市

4階は展望デッキに出ることができるので360度の眺望を楽しめます。晴れた日は富士山も見えるそうです。

展望台からの景色

屋外展示

屋外には石棺や石塔などがありましたが、こちらは説明板が劣化していて残念ながらほぼすべて読めない状態でした。

また帆引き船展示施設(帆引きの家)もありました。

博物館,資料館

Posted by sata04