茨城県自然博物館 第72回企画展「火山列島日本」

茨城県自然博物館に行っていました。

会場はまさかの臨時駐車場ができるくらい大賑わい。

地方博物館でそんなまさか!と思ったら、ちょうどお盆休み中の日曜というのも影響していたのかもしれません。
とにかく小さな子供連れのかたがものすごく多かったのですが、館内に入って納得。
入館するなり巨大なマンモス!
館内全域がなんだか映画ジュラシックパークに出てきた博物館のようでワクワクさせられる造りでした。


しかし今回の目的はこちらの第72回企画展「火山列島日本」だったので、
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展示構成は全部で7章

第1章 鳴動する火山
第2章 世界の火山・日本の火山
第3章 火山噴火と噴出物
第4章 火山の恵みとともに
第5章 歴史を変えた巨大噴火
第6章 破壊から生態系の回復へ
第7章 活火山とともに生きる

中でも印象に残ったのは新しい火山(昭和新山)の誕生を予測し、その成長を記録した三松正夫さん関係の展示でした。
なんとこの三松正夫さん、郵便局長でありながら私的に定点観測を行い、世界でも貴重な火山の成長記録である「ミマツダイヤグラム」として完成させたそうです。
郵便局長なのに優秀な地質学者のようで驚きました。さらに絵もお上手!


三松さんが観測に使った道具とスケッチ

他にもいろんな展示があり見ごたえがありましたが、普賢岳の噴火によって被害を受けた小学校の備品の展示は見ていてぞっとしました 。

火砕サージで溶けた小学校の時計


後ろのパネルは小学校に迫る火砕流の写真


第5章 歴史を変えた巨大噴火 でも再びぞわっと。人類よく生き延びたなという気分に。

第6章、破壊から生態系への回復へ では、なんだかジブリの映画「もののけ姫」の最後のシーンを思い出してしまいました。


総じていろいろと考えさせられる企画展でした。

博物館,特別展

Posted by sata04