金刀比羅宮 その1
香川に来たからにはこんぴらさん参り!
というわけで金刀比羅宮へ

ずーっと「こんぴらさん」だと思っていたので、正式には「金刀比羅宮」だと今回の旅行で初めて知りました。
もともと「こんぴら」の語源「金毘羅」はインドのワニが神格化された鰐神クンピーラで、それが仏教に取り入れられて薬師如来を守護する十二神将 宮毘羅(くびら)大将となったそう。
現在の金刀比羅宮本社の場所にあった松尾寺は、もともと神仏習合の寺だったそうですが、1573年松尾寺金光院2代住職宥雅が金毘羅神を勧請。
地元では金毘羅神は雨乞いの神(水の神)とされたそうで、やがて海や風の神(海上安全、海難救助)としての性格も強めたそうです。
その後修験道や天狗信仰も同時に受けるようになったものの、明治維新のおり金毘羅大権現は大物主神であるとして、神社として再出発したそうです。
社号は最初琴平神社、そして金刀比羅宮、さらに事比羅宮、最終的に1889年に再び金刀比羅宮となったそう。

午前8時ごろに登り始めたので、まだ人がほとんどいませんでした。

本堂までの石段785段。これがなかなかきつい

青銅大燈籠
1895年、山形市民約450人の奉納。
歌人斎藤茂吉の父、守谷傳右衛門の名前もあるそうです。

大門。水戸光圀の兄、松平頼重から寄進された。

振り返ると讃岐平野
けっこう頑張って登ったものの、この時点で365段。先はまだまだ。

大門入ってすぐ「五人百姓」と呼ばれる5件の飴屋
こんぴら名物「加美代飴」を境内で販売する許可を特別にされており、神事にも携わる家だそう。

桜馬場
春は素晴らしい景色なんだろうなあと想像。

宝物館
1905年築造、地方初の博物館建築。
設計はシカゴ万博日本館を設計した旧文部省技師によるものだそう。
今回中には入りませんでした。


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