弘経寺(茨城県常総市)

関東十八檀林の1つ

弘経寺(ぐぎょうじ)は、関東十八檀林という江戸幕府が定めた浄土宗の檀林(僧侶の養成・学問修行場)18寺のうちの1つです。江戸幕府から莫大な寄進を受け本堂をはじめ葵紋がついた諸堂が並んでいます。

本堂

本堂

千姫御廟(天樹院廟)

豊臣秀頼の妻としても知られている2代将軍徳川秀忠の娘千姫は、この弘経寺を菩提寺として定め篤く帰依し、莫大な寄進を行い本堂・鐘楼・山門等を再建しました。

本堂の左手奥に千姫の墓があります。

千姫は寛文6(1666)年70歳で亡くなり、伝通院に埋葬、弘経寺には遺髪が納められたと伝わっていたそうです。しかし平成9年の保存修理により、遺髪ではなく遺骨が納められていたと判明したそうです。

寺には「千姫姿絵」や愛用の硯石などが残されています。

彼岸花の名所

彼岸花の名所としても知られているそうで、カメラを抱えた参詣客がたくさんいました。

一面の彼岸花は見応えがありました。

茨城県結城市にも同じ関東十八檀林のひとつである「弘経寺」があります。
そのため結城市の弘経寺を結城弘経寺、常総市の弘経寺を飯沼弘経寺と呼ぶこともあります。

史跡,江戸時代

Posted by sata04