トンネルの駅(宮崎県西臼杵郡)
トンネルの駅

延岡と熊本を結ぶ予定だった九州横断トンネル。
昭和55年工事は中断され、ついには廃止となり、跡地を高千穂町が購入しました。
その後神楽酒造株式会社によって焼酎の「トンネル貯蔵庫」として活用されることになりました。

| 明治二九年 | 日清戦争直後熊本〜延岡間鉄道敷設議起る | |
| 大正一一年 | 四月 | 鉄道敷設法施行 熊本〜延岡間を国定鉄道網として指定 高森線工事着手 |
| 一四年 | 一一月 | 延岡、高千穂、高森間鉄道速成同盟会を組織 請願 |
| 昭和三年 | 二月 | 熊本〜高森間開通 |
| 七年 | 一〇月 | 日之影線工事着手(延岡より) |
| 一四年 | 一二月 | 延岡〜日之影間開通 |
| 四一年 | 二月 | 高千穂線着工 |
| 四七年 | 七月 | 国鉄高千穂線営業開始(高千穂〜日之影間一二・五粁) |
| 四八年 | 一二月 | 高千穂新線着工 |
| 四九年 | 高森トンネル工事中出水事故 工事中断 | |
| 五五年 | 四月 | 新線建設予算凍結 |
| 十二月 | 日本国有鉄道経営再建促進特別措置法 公布施行 | |
| 五九年 | 六月 | 第二次特定地方交通線に選定 |
| 六十年 | 六月 | 第一回高千穂線特定地方交通線対索協議会(第九回まで開催) |
| 六二年 | 四月 | 日本国有鉄道の民営化 |
| 六三年 | 六月 | 高千穂線第三セクターで存続決定 |
| 十二月二日 | 高千穂鉄道株式会社創立総会 | |
| 平成元年 | 四月 | 第三セクター 高千穂鉄道株式会社開業 四月二八日 |
| 二年 | 五月 | 高千穂新線(九・四粁町内)の用地 日本鉄道建設公団から日本国有鉄道清算事業団に承継 |
| 七年 | 九月 | 高千穂町「高千穂線残地活用」整備検討委員会 条例設置 |
| 十二月 | 第一回「高千穂線残地活用」整備検討委員会(第五回まで開催) | |
| 九年 | 二月 | 構造物撤去後一括して土地の引き取りを決定 |
| 延長九・四粁 面積四八ヘクタール 橋梁一七ヶ所 トンネル五ヶ所 |
トンネル内部の焼酎貯蔵庫



トンネルは長さ1,115m、温度17℃、湿度70%。
焼酎の貯蔵樽は約1,000本。
神楽酒造観光物産館


隣接している神楽酒造観光物産館では実際にトンネルの駅で貯蔵された焼酎も販売されています。







