塙保己一史料館(東京都渋谷区)

| 開館日・開館時間 | 月曜日~金曜日 9:00~17:00 |
| 休館日 | 年末年始(土日祝は問い合わせ) |
| 入館料 | 大人100円 中学生まで無料 |



雑記
國學院大學博物館に行った帰りに、近くに塙保己一史料館があるということで寄ってみました。
塙保己一と言えば「群書類従」。大学で近現代史以外の日本史を専攻した人間ならまずお世話になる本と言っても過言ではないかと思います。
どんな展示があるかも知らずに行ったのですが、『群書類従』の版木の保管が主な使命の史料館でした。
『群書類従』の版木(17,244枚)が保管されている倉庫に史料館の方が案内のうえ説明をしてくださいました。
説明によると現在も摺立てが行われており、1冊からでも注文を受けているそうです。いったい誰が?と驚きましたが特に国文学愛好者の方が「竹取翁物語」「土佐日記」などを読み解きたいと求められることが多いそうで、人気の本はあらかじめ摺られているそうです。私が行った日にも土佐日記がありました。
こちらの史料館は渋沢栄一が設立した公益団体温故学会により運営されており、活動内容は
- 『群書類従』版木の保管と摺立て頒布
- 塙保己一に関する図書の刊行
- 参観者の受け入れ
などだそうです。
版木は『群書類従』のほかにも、『万葉集』『徒然草』『御江戸図説集覧』などがあるそうで、約2万枚の版木は圧巻でした。
史料館の方が塙保己一のこと、群書類従のこと、この史料館で行っていることなどを大変丁寧にご説明をしてくださりありがたかったです。







