地図と測量の科学館 企画展「関東大震災100年」
企画展「関東大震災100年 −地図に残る地殻変動と被災状況−」

今日2023年9月1日は関東大震災からちょうど100年ということで、「地図と測量の科学館」で行われていた企画展「関東大震災100年 −地図に残る地殻変動と被災状況−」に行ってきました。


展示構成
測地測量が捉えた関東地震
関東地震が何故起きたのかや、関東大震災以降の主な地震についてなどのポスター展示。
陸地測量部による測量
国土地理院の前身である参謀本部陸地測量部による関東大震災の記録「大正十二年関東震災地垂直変動要図」や測量器具などの展示。
震災時応急測図と土砂災害
国土地理院に保管されている「震災地応急測図原図」を貼り合わせ、原寸または2倍大で展示。
レプリカを手にとって見れるコーナーもありました。
国土地理院のホームページでも見れます⇛震災地応急測図原図
地震災害の軽減を目指して
地震連絡予知会や、活断層図、津波浸水範囲概況図などの地震災害に対する現在の取り組みを紹介。
自然災害伝承碑
自然災害について記載された石碑やモニュメント、いわゆる自然災害伝承碑を国土地理院地図に記載している紹介。こちらから見れます⇛自然災害伝承碑
雑記
関東大震災というと私の中では大河ドラマ「いだてん」の印象が強いのですが、今回の展示で94名の陸地測量部員が作成した沢山の手書きの書き込みがある「震災地応急測図原図」を見て、あの状況のなかでも必死に状況把握に努めた人たちがいたということに思いを馳せました。
また当時は地震のメカニズムがわかっていなかったというのも知りませんでした。今当たり前に思える知識もいろんな人の研究の積み重ねだということに改めて感謝したいと思いました。
開催期間 | 2023年7月19日(水)から2023年10月1日(日) |
開館時間 | 9時30分から16時30分 |
休館日 | 毎週月曜日(祝日の場合は順次翌日) |
入場料・駐車場 | 無料・無料駐車場あり |