岸壁の母の石碑(石川県羽咋郡)
岸壁の母のモデル端野いせさんを称える石碑
昭和には「岸壁の母」というシベリア抑留からの息子の帰還を待ち続ける母親がテーマの歌謡曲が大ヒットし、映画、ドラマにもなったそうです。
このモデルとなった「端野いせ」さんの出生地がここ石川県羽咋郡富来町(現在の志賀町)で、平成2年に石碑が建てられたそうです。実際に端野いせさんが立っていたのはこの増穂浦(ますほがうら)海岸ではなく、ソ連ナホトカ港からの引揚船が入港する京都の舞鶴の岸壁だったそうです。

表には「慈母の愛を讃える碑」の文字、岸壁の母の歌詞が彫られ、そして端野いせさんのレリーフがあります。隣には台座に「慈愛」の文字が彫られた慈母観音像。

岸壁の母の石碑の前には、平成元年(1989)に世界一長いベンチとしてギネスブックに掲載された全長460.9メートルのベンチがあります。