石洞美術館「イスラーム陶器展」

イスラーム陶器展
石洞美術館所蔵のイスラーム陶器を中心にした展示に行ってきました。
イスラーム陶器とは、7世紀以降、西アジア、中央アジア、北アフリカを中心とするイスラーム圏で焼かれた施釉陶器の総称だそうです。
展示構成はイスラーム陶器の変遷をたどり、他地域への影響や展開を紹介する、といった内容でした。

雑感
イスラーム陶器というものに特に印象もなく行ったのですが、展示してあった作品に青色の美しい焼き物が多いことに驚きました。日本や中国の青とは違う青でとても印象的でした。
中でも12世紀イラン製の青釉藍彩線文壺という壺は青色がキラキラときらめいていて美しさに驚きました。
陶器なのに金属的なきらめきを感じるのはラスター彩という技法だそうで、酸化銀や酸化銅を含む顔料を白磁に塗って焼き上げるそうです。特に美しく感じた壺はそれに「蛍手」という技法も組み合わせていたようです。
それと焼き物に描かれた人物が日本の平安時代の絵巻物の人物の顔、またはイラスト化した時のお地蔵様の顔のようで親近感を感じました。
開催期間 | 2025年1月17日(金)~ 4月13日(日) |
開館時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館)2月15日(土) |
入館料 | 一般500円・学生300円 ※ 小学生以下・65歳以上の方・障害者手帳をお持ちの方は無料。 |