文京区立森鴎外記念館(東京都文京区)

開館時間 | 10:00〜18:00(最終入館は17:30) |
休館日 | 第4月・火曜日(祝日の場合は開館し翌日休館、その他例外あり) 年末年始(12月29日~1月3日)、及び展示替期間、燻蒸期間等 |
観覧料 | 通常展示:一般300円 特別展:展示により異なる |
文京区立森鴎外記念館は、森鴎外の旧居「観潮楼」跡地に建てられました。
昭和25(1950)年、東京都指定旧跡「森鴎外遺跡」として都指定文化財として指定。
昭和37(1962)年、鷗外生誕100周年に「鴎外記念本郷図書館」が開館。
平成24(2012)年、鴎外生誕150周年に「文京区立森鴎外記念館」が開館。
常設展示
森鴎外の生涯を写真つき年表で紹介。時代ごとに遺品や日記、自筆原稿、書簡などの資料を展示。
映像コーナー
4本のプログラムがループ上映されています。
- よみがえる観潮閣 約6分
- 鴎外を語る~3人の作家が語る鴎外~ 約15分
- 鴎外の町 千駄木 約10分
- 「舞姫」を読む 約17分
特別展「本を捧ぐ 鴎外と献呈本」

会期 | 2025年4月12日(土)~6月29日(日) |
開館時間 | 10時~18時(最終入館は17時30分) |
休館日 | 4月22日(火)、5月26日(月)・27日(火)、6月23日(月)・24日(火) |
観覧料 | 一般600円 中学生以下無料 |
展示構成
東京大学総合図書館の鴎外旧蔵書コレクション「鴎外文庫」を中心に鴎外に贈られた本、そして鴎外日記や書簡をたよりに鴎外が贈った本を展示。
- 第一章 鴎外に贈られた本
- 第二章 鴎外が贈った本
- 鴎外の本棚
- 献呈署名本の世界~鴎外と同時代の作家たち~
館内史跡


・観潮楼址碑
「観潮楼址」の文字は佐々木信綱によるもの。門そばの礎石と敷石は当時のもの。
・三人冗語の石
雑誌「めさまし草」で、合評形式による文芸批評「三人冗語」を連載した森鴎外・幸田露伴・齋藤緑雨の三人がこの庭石の前で撮影した写真が残っています。
雑記
常設展では軍医としての「森林太郎」にはあまり触れず、文豪「森鴎外」にフォーカスが当たっていた印象。森”鴎外”記念館だからといえばそうなのですが。
森鴎外作品は高瀬舟と山椒大夫しか読んだことがなく、森鴎外の人物像も知らなかったのでこの記念館は入門編としてもよかったです。
人物像としてはあの時代に離婚していたこと、二度目の妻を「好イ年ヲシテ少々美術品ラシキ妻ヲ相迎ヘ」と友人へ手紙を送っていたりと驚きました。また自ら子供たちの時間割を考えて勉強を見たり、次女に禿げ頭をからかわれても怒らなかったりと「軍医で明治の文豪」とは思えない子煩悩っぷりにも意外さを感じました。筆まめで交友関係が広いのも意外でした。
ミュージアムショップで森鴎外のアクリルスタンドが販売されていたのにも驚きました。使用されている写真は下の撮影用パネルと同じもの。限定300個だそうです。
